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ランキング - KS@管理人

2018/04/29 (Sun) 02:26:08
運慶のランキングがトップからリンクされてないことに本日気づきました。ずっと存在してたんですがっ。
たぶん一年以上リンクされてませんでした。

家族が先週入院して、昨日手術して、成功しました。これで元気になるのか??

Re: ランキング - KS@管理人

2018/04/30 (Mon) 03:16:11
メールフォームへのリンクも切れてました。修正しました。なにをやってるんだか。

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運慶展 - KS@管理人

2017/07/01 (Sat) 05:34:37
お久しぶりです。相変わらず体調悪い上に、家族も体調悪くて、困ってます。
しかし、運慶展があることに気づきました。ので、サイト見に行ってみたら、運慶学園入試という名前のクイズ的なのやってました。ちえきっ。
http://unkei2017.jp/gakuen/

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展覧会情報 運慶関連(上野東博) - むろさん

2013/04/14 (Sun) 08:47:39
上野東博で4/16から春の恒例の新指定重要文化財特別展示があります。
今年は願成就院の運慶作品と安倍文殊院の快慶作品が国宝になったので、何が出るかと思っていたら願成就院不動二童子と銘札だけでした。安倍の文殊はパネル展示のみ。
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=3801
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/jyuyoubunkazai_ten_130409.pdf
上記2番目の文化庁のリスト、昨年は解説が載ってましたが、今年はリストだけのようです。

今開催中の大神社展には運慶・快慶や慶派作品はないようですが、年間展示予定に
「運慶・快慶周辺とその後の彫刻2013/8/27~2013/11/17」
というのがありました。前回の同様展示から推定すると真如苑大日、光得寺大日、横須賀曹源寺十二神将、静岡願生寺阿弥陀、旧浄瑠璃寺十二神将などが考えられます。
願生寺阿弥陀は最近MUSEUM 601号(2006.4)の修理報告記事を読んだので、浄楽寺阿弥陀三尊との比較を念頭に見てみたいと思います。(もし出るなら)
旧浄瑠璃寺十二神将は山本勉氏の対談(下記アドレス)とその元ネタのMUSEUM 640号(2012.10)で運慶の可能性について論じられているので、あらためて眺めてみたいと思います。(これももし出るなら)
http://www.gruri.jp/topics/13/04081030/

東博ついでに、東博の彫刻専門家(浅見氏、丸山氏)が書いたこのブログは参考になります。(上に書いた「前回の同様展示」のこと。)真如苑大日の後ろ姿、光得寺大日の台座の獅子(1体ずつ取り出して横と後ろからカラー撮影した写真は初めて見た)、ボストンの快慶弥勒などが載ってます。
http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/category/9/?start=5
http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/category/9/?start=10

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展覧会情報 運慶 - むろさん

2012/11/08 (Thu) 20:43:56
10/20~12/2まで鎌倉国宝館で「古都鎌倉と武家文化」という展覧会をやっていて、運慶やその周辺の作品が出ています。
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/24-10koto-kamakura.html
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/documents/24-10_buke_list_hp.pdf

私が注目するのはまず長野県諏訪市仏法紹隆寺の不動明王です。以前故松島健氏の「運慶の挑戦」で知ってからいつか見たいと思っていました。今回の出展に合わせて金沢文庫で光明院の大威徳明王と比較し、調査をするそうです。
http://sky.geocities.jp/inpara06/sub4.html
http://yamatokoji.blog116.fc2.com/blog-entry-331.html

次に運慶の父康慶の静岡県富士市瑞林寺の地蔵菩薩。これも今まで見る機会がなくて、ずっと見たいと思っていました。六波羅蜜寺の地蔵と比べてみたいと思っています。

甲府善光寺の源頼朝像はこの秋の奈良博「頼朝と重源」にも出品されていたもの。最近黒田日出男「源頼朝の真像」を読み終えたばかりでもあり、期待しています。

あとは鎌倉大船常楽寺の阿弥陀三尊。最近仁治三年(1242)の銘が発見されて知られたものです。肥後別当定慶の作ではないかとのこと。
http://www.seisen-u.ac.jp/lifelongstudy/rafaela/1_5.html
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=168077&userflg=0
http://blog.goo.ne.jp/thetaoh/e/4d401ce23eda9febc59c6b4cf07241c6
http://okadosblog.blogspot.jp/2012/02/blog-post_18.html

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奈良博特別展「頼朝と重源」 - むろさん

2012/07/07 (Sat) 22:48:07
発表をずっと待っていた奈良国立博物館の特別展「頼朝と重源 -東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆-」の出品作リストがやっと公開されました。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2012toku/yoritomo/2012yoritomo_list.pdf
東大寺の重源や僧形八幡神が全期間展示されるのはちょっと驚きです。
私が見たいのは、甲府善光寺の源頼朝像、石山寺多宝塔の快慶作大日如来、長講堂の後白河法皇像といったところです。特に善光寺の頼朝像は最近の説によると頭部のみ政子の発願による古いもので、体部は南北朝(文保期)の補作とのこと。この顔こそが真の頼朝の容貌を伝えていると言われています。瀧山寺の運慶作帝釈天は金沢文庫に続きまたまたお目見えですね。
奈良まで行けるかどうか、今の時点では未定です。

なお、金沢文庫と言えば、来週末に「解脱上人 貞慶 -鎌倉仏教の本流-」を見に行く予定です。春に奈良博でやった時より規模は縮小されているようですが、まあ近くで見られるだけでもいいと思っています。

Re: 奈良博特別展「頼朝と重源」 - むろさん

2012/09/08 (Sat) 23:16:30
今日から東京の三井記念美術館で「近江路の神と仏」をやっていて、石山寺の快慶作大日如来も出ています。11月にはこの大日如来をテーマにした講演会もあり、私も申し込んであります。

甲府善光寺の源頼朝像については今、黒田日出男著「源頼朝の真像」(角川選書)を読んでいます。そのうちどこかの展覧会で見たいと思っています。あるいは山梨なら遠くないから見に行ってもいいかなとも思います。実朝像もあるし。

奈良博の「頼朝と重源」展ですが、終わった1週間後に関西方面に行くことになりました。せめて図録だけでも買ってこようかと思っています。あとは東大寺ミュージアムで不空羂索観音でも見て、姫路城の工事現場「天空の白鷺」に寄ってくるつもりです。

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NHK大河ドラマ平清盛 - むろさん

2012/05/26 (Sat) 01:51:23
画像が汚いとかストーリーが分かりにくいとか、視聴率も低くていろいろ言われてきた今年の大河ドラマですが、以前この掲示板に「運慶の生きた時代の話なので見るつもり」と書いているので、最近の放送を話題にしてちょっと書きます。

それは源義朝の妻であり、頼朝の母である由良御前の周辺の人間関係ことです。(大河ドラマでは由良御前役は田中麗奈)
先週の放送の最後に熱田神宮のことが紹介され、由良御前は熱田大宮司の娘であるとして、熱田大宮司家の家系図が出ていました。

由良御前の父、熱田大宮司藤原季範には男子5人、女子3人がいて、男子のうち2人が熱田大宮司(範忠、範雅)、別の2人が滝山寺僧です(粟田口法眼長暹、三河法橋祐範)。岡崎の滝山寺は言うまでもなく、運慶作と言われる聖観音・梵天・帝釈天を祀るお寺で、聖観音の頭部には源頼朝の歯と言われる納入物があることがX線撮影で分かっています。

季範の長男の範忠の子のうちの1人は式部僧都寛伝で、この人は滝山寺の前身惣持禅院を建立した人物。なお、上に書いた祐範は惣持禅院の二世です。範忠の女子は足利義康と結婚し、その子が足利義兼。義兼は樺崎寺を建立し、ここにあったと考えられるのが足利光得寺の大日如来と真如苑の大日如来で、ともに運慶作と考えられています。

さらに、足利義兼の妻は北条政子の妹である時子で、政子、時子の父北条時政は願成就院を建立し、運慶に阿弥陀・不動・毘沙門天を作らせています。そして政子の夫は源頼朝であり、頼朝の母が由良御前です。

由良御前から始まり、運慶に仏像を注文した人物を見ながら、一回りしてまた由良御前に戻ってきました。まとめると、由良御前の甥が寛伝で、寛伝の甥が足利義兼。義兼の義理の姉が北条政子で、政子の義母が由良御前。こんなに運慶仏とそのゆかりの人物が濃密に存在するのは、源頼朝の母方、熱田大宮司家や頼朝の妻政子の周辺以外にはありません。歴史上の人物と運慶仏という実物遺品がつながるという点で非常に興味深いと思います。

ドラマでは今保元の乱(1156年)ですが、由良御前はこの3年後、平治の乱直前に亡くなってしまいます。吾妻鑑によると、上で書いた由良御前の弟、滝山寺僧の三河法橋祐範は早世した姉の菩提をねんごろに弔い、また、頼朝の伊豆配流に際しては、郎従を伊豆に遣わして面倒を見たとのことです。

なお、人間関係は文章では分かりにくいので、熱田大宮司家を中心とした家系図については、東京国立博物館紀要23号(昭和62年度 S63.3.25)の山本勉「足利・光得寺大日如来像と運慶」を参照して下さい。

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新指定文化財の陳列 - むろさん

2012/04/22 (Sun) 01:04:33
本日21日の新聞に今年度の新指定国宝・重要文化財の記事が出ていました。彫刻の項目を見ると鎌倉初期の運慶周辺のものとして、高野山の快慶作執金剛神・深沙大将、神奈川県横須賀市曹源寺十二神将、鎌倉市明王院の不動坐像が目につきました。
高野山の像は昨年快慶銘発見の投稿記事を書いた作品です。その時、いずれ重文指定になるだろうと書きましたが思ったより早くその時が来たと思います。曹源寺の十二神将は戊神が願成就院や浄楽寺の毘沙門天と似た作風で知られており、山本勉氏の「日本の美術 第537号 東国の鎌倉時代彫刻 鎌倉とその周辺」で表紙になっていて、運慶周辺の仏師との関わりが想定されます。明王院の不動は昨年の鎌倉国宝館特別展「鎌倉×密教」のポスターになっていた作品です。(下記アドレス)
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/23-10kamakura-mikkyo.html
肥後別当定慶作の説(塩澤寛樹氏)があり、肥後定慶は運慶の次男康運が改名したとも言われているようです。(なお、肥後別当定慶の新発見としては、最近鎌倉市大船常楽寺の阿弥陀三尊から銘文が発見されたという新聞記事が記憶に新しい。下記アドレス)
http://blog.goo.ne.jp/thetaoh/e/4d401ce23eda9febc59c6b4cf07241c6
鎌倉国宝館の特別展には行かなかったので、上野東博の新指定文化財の特別陳列(4/28~5/13)にこの像と高野山の執金剛神・深沙大将が出品されることを願っています。

Re: 新指定文化財の陳列 - むろさん

2012/05/25 (Fri) 23:30:06
ゴールデンウィーク中に上野の東博へ行って、今年度の新指定重要文化財を見てきました。
今回の指定は彫刻で14件と比較的多く、このうちパネル展示は鎌倉明王院の不動だけでした。また、銘文や納入物のある作品も多く、その他東寺講堂本尊台座の獅子(創建時のもの)などほとんどが初めて見る作品でした。

(解説は下記文化庁アドレス)
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/shinshitei_kokuhou_120423_ver2.pdf
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/shingikai_toushin_120420_ver3.pdf

さて、注目していた高野山の執金剛神・深沙大将(快慶作)ですが、出品は深沙大将だけ。銘文が発見された執金剛神は修理が終わっていないので、出ていませんでした。なお、これは現状では像が自立できないことと、文化財に指定してから修理するためだそうです。

気になったのは、昨年10月の新聞等の報道では、「(梵字)アン阿弥陀仏」の銘文が見つかったとありましたが、今回の解説文(上記文化庁報道資料参照)では「(梵字)ア阿弥陀仏」とあり、また、快慶作という言葉がありません。

このことについて確認したところ、
快慶の署名では(梵字)アン阿弥陀仏と(梵字)ア阿弥陀仏の二通りがあり、梵字としては、上に点(●)が1つつくだけの違い。快慶の作であると判断できるもので、(梵字)ア阿弥陀仏と書かれているものがあり、これは(梵字)アン阿弥陀仏の誤記と判断される。昨年秋の執金剛神転倒破損によるファイバースコープ調査の時点でも、この署名は(梵字)ア阿弥陀仏と判断しており、アンの誤記と考え快慶作品と発表されている。今回は重要文化財指定ということで慎重な記述をしたもの、とのことでした。

また、作風から見て執金剛神・深沙大将は快慶作と言えるか?一具と考えられる四天王は快慶銘のある広目天のみ出来が良くて、他の3体は手が落ちるとされていますが、このことについては、
執金剛神・深沙大将は表面に後世の塗りがあり、判断が難しい。快慶の執金剛神・深沙大将としては舞鶴金剛院の像があるが、作風が全く異なるので、比較は難しい。三尺阿弥陀は作例が多いので新発見の作品があった場合比較しやすいが、それでも三尺阿弥陀にもかなり幅がある。この高野山執金剛神・深沙大将の2体には出来の差はない。重要文化財指定ということで慎重な記述をしたため、快慶作という言い方をしていない、とのことです。

私の感想としてはこれは四天王中の快慶銘がある広目天と比較しても遜色がない作品と言えるのではないかと思います。

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テレビ情報。 - KS@管理人

2011/12/27 (Tue) 19:20:11
昨日レコーダーの番組表に入ってました~。
「遥かなる運慶の極彩空間~今甦る東大寺仏殿」
171ch BSジャパン
1月2日 午後7時~8時55分

再々放送です~。

個人的近況ですが、全日本フィギュアを四日間連続で見に行くために、ずっと体調調整してたんですが、結局横になるとめまいしてるのがわかる、程度のめまいが残ったまま観戦するハメになりました。が、なんとか四日間もちました。
まだ年賀状もなんにもやってません。
ので、あいかわらず怠惰な管理人ですが、管理人いなくてもどんどん書き込みしてくださいませ。(読んだり管理したりはちゃんとしてますので~~)

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テレビ情報 - むろさん

2011/12/10 (Sat) 09:00:00
NHKテレビ(教育 Eテレ)の和の極意 籔内佐斗司流 仏像拝観手引 次回12/13(火)夜22:25~は「運慶・快慶 慶派仏師の仏像ルネッサンス」です。再放送12/20

http://www.nhk.or.jp/kurashi/wagoku/

Re: テレビ情報 - キャリー

2011/12/17 (Sat) 04:01:49
20日、録画予約しました。情報ありがとうございました。

Re: テレビ情報 - KS@管理人

2011/12/27 (Tue) 19:21:47
いつもお世話になっております。
テレビ情報ありがとうございます~。
録画しました。
まだ見てませんがっ。
(^_^;)

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興福寺北円堂。 - KS@管理人

2011/11/08 (Tue) 19:08:57
すいません、またレスためてます~。
ちょっと時間とれないので、近日中になんとかします。

で、北円堂に行ったので、取り急ぎその情報を。
先週金曜日に行きましたが、ぜんぜん混雑してなかったです。国宝館・三重塔とも行列なしで、快適でした。

で、肝心の北円堂ですが、照明が見違えるようによくなっていたので、びっくりするほどよく見えました。いままでで一番よかったですね~。以前は正午近くだと外の日差しがきつすぎてかえって見えなかったりしましたが、今回はもう、博物館で見たときよりずっとよかったです。

必見です。
他もいろいろ回ったんですが、これまた後日書きます~。

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芝増上寺 - むろさん

2011/10/30 (Sun) 19:38:41
本日東京芝増上寺の徳川家墓地と山門の特別公開に行ってきました。(11/30まで)
墓地の方はNHK大河ドラマの関係で秀忠・江夫妻、その他将軍、皇女和宮などの墓、山門は法然上人没後750年忌の公開で、戦後初とのこと。

戦災で焼失してしまった徳川家歴代の霊廟は残っていませんが、今ある墓もそれなりに立派なものでした。上野寛永寺の徳川家霊廟に比べ、増上寺の方はあまり有名でない将軍ばかりという気がします。どういうわけでしょうね。単なる偶然か。

山門は都内(23区内)最古の建築だそうです。楼上には戦国~江戸時代の釈迦三尊、十六羅漢がありました。

山門の入場は20~30分待ち、墓地はすぐ入れました。日曜日にしては思ったより混んでいませんでした。天気が悪かったせいでしょうか。こういう気軽な寺巡りもたまにはいいものです。

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鎌倉国宝館で - タクチン

2011/10/24 (Mon) 17:01:48
ご無沙汰しております。             皆様、修禅寺の大日如来像で盛り上がっていらっしゃいますが、鎌倉国宝館の特別展 鎌倉☓密教(10月15日~11月27日)で展示されるみたいです。展示期間は、11月11日~11月27日です。お寺の公開が終わってから持って来るみたいです。            詳しくは、鎌倉国宝館のサイトご覧ください。                                                         私も、9月2日クラブツーリズムの日帰りバスツアーで浄楽寺と願成就院行って来ました。合計10体の運慶仏見ました、とても感激でした。旅行会社もなかなか良い企画を立てますね!!!                       

Re: 鎌倉国宝館で - KS@管理人

2011/10/24 (Mon) 19:36:24
タクチンさん、お久しぶりです~。またきてくださってありがとうございます。細々とやってます~。

クラブツーリズムさんは寺社仏閣めぐりの旅(ツアー)特集のページがあるんですね~。
http://goo.gl/HnFdG
浄楽寺と願成就院のツアー、それはものすごくいいですね~。
まだグーグルキャッシュに内容のこってました。
http://goo.gl/I6k29

わたし、浄楽寺を残してるんですが、どうしたもんかと思ってます。拝観予約していくのは敷居が高いし、公開日は少なすぎるし。3月3日と10月19日だけですよね~。予約して見に行ったひとの話を一度だけブログで読んだことあるんですが、1人で行くのは怖すぎです~。
あと、これ見ちゃうとわたしの運慶をめぐる冒険はほとんど終わってしまうので、ちょっともったいない感も……。(まあ、他にもなんやかんやあるんですけど、最後の大物なので)

鎌倉国宝展、これですね~。
http://goo.gl/3Rnr2
これは慶派ファンはぜひ見たい展示ですよね~。
う~ん、関西にも来ないかなあ……。

Re: 鎌倉国宝館で - むろさん

2011/10/27 (Thu) 01:56:13
タクチン様 初めまして

鎌倉国宝館の情報ありがとうございます。早速出品リストを見ました。私も行きたいとは思いますが、修禅寺の大日如来の期間が短いので、その間に都合がつくかどうか。鎌倉まで行くとなると1日がかりなので、都内の美術館へ行くのとはわけが違います。

なお、昨日から上野の東博では「法然と親鸞展」が始まりましたが、鎌倉彫刻のいいものが結構出てますね。運慶・快慶はありませんが、旧玉桂寺の阿弥陀、奈良興善寺の阿弥陀、京都大念寺の阿弥陀など大勢の人が結縁して作った作品や見たことのない肖像彫刻などがいろいろあって興味深く感じられます。この展覧会は京都でやってから東京でしたっけ。管理人さんも上野と鎌倉の2か所を見るつもりなら関西から来られてもよいのではないでしょうか。

Re: 鎌倉国宝館で - タクチン

2011/10/28 (Fri) 19:04:58
管理人様お久しぶりです。

むろさん様初めまして。

大阪の方が、浄楽寺に拝観に行くのは、大変ですよね。東京の私でさえ、今回のツアーが無かったら、いつ行けたかわかりませんでした。それも願成就院とセット行けるなんて、とてもラッキーでした。

東博の「法然と親鸞」展は、前売りチケットを買ってあるので、11月に行ってみようと思っています。

鎌倉国宝館は、今年三度も鎌倉に行っているので、どうしようかと思っているのですが、横浜港の遊覧船のチケットと横浜骨董ワールドのチケットを貰ったので、セットで行ってこようと思っています。

もしお二人とも鎌倉に、来られるのなら、覚園寺というお寺に行ってみたらいかかでしょう。お寺の説明では、本尊の薬師三尊坐像が運慶作と説明されていました。鎌倉国宝館からだと鎌倉宮という神社に向かい徒歩20分位で行けます。ただここのお寺個人では、拝観できないのです。午前10時から1時間ごとに集まった人でグループで案内人とともに、拝観します。拝観できない時期も有りますので、ネットで調べてから行ったほうがいいかも知れません。

覚園寺、浄楽寺 - むろさん

2011/10/29 (Sat) 00:56:10
覚園寺に初めて行ったのは高校生の頃だったでしょうか。もう何十年も前だったのでよく覚えていませんが、その時は自由に拝観できたと思います。その後大学生だったか社会人になってからだったか、もう一度行きましたが、その時はもう人数を区切って案内するようになっていました。
覚園寺の薬師三尊というのはよく分からない仏像です。両脇侍菩薩に室町時代の応永年間の銘があるので、中尊も同じかというと頭部だけは鎌倉時代でもいいような秀作です。裳懸座形式は南北朝から室町の関東地方に多い形式なので、中尊も体部は室町でしょうか。十二神将も出来のいいものは鎌倉時代まで遡ると言われているようです。

浄楽寺も初めて行ったのは高校生の時で、この時は阿弥陀三尊は金ピカ、毘沙門天は江戸時代の派手な塗装に覆われていました。その後表面の修理をして、収蔵庫も出来てからまた行きましたが、まだこの時も自由に拝観できました。今は年に何回しか開かないと聞いて驚いたものです。確かここのブログで知ったように思います。昔見ることができたのに、公開日を限定したり、秘仏にするのはお寺側の人手の都合というのが一番大きい理由でしょうね。拝観料などたかが知れているし、京都奈良の有名寺院以外仕方ないと思います。逆に昔は見られなかったのに、今は自由に見られるものもありますが。

昔香川県の正花寺というお寺に菩薩像を見に行った時のことです。この仏像は唐招提寺の獅子吼菩薩、衆宝王菩薩によく似ているということで知られた奈良時代の木彫仏です。事前に手紙を出して日時を予約してから行ったのですが、お寺で待っていてくれた私より少し若い学生の人は、なんとこのために電車に乗って鍵を開けに来てくれていました。こちらはすっかり恐縮し感謝したのですが、たった一人の拝観者のためにここまでしてくれたのでは手間と費用ばかりかかってしまうし、文化財を管理する人の苦労は大変なことだと思いました。仏像を拝観できるのは、管理している人のおかげだという気持ちを忘れないようにしたいものです。

Re: 鎌倉国宝館で - KS@管理人

2011/10/29 (Sat) 13:36:15
むろさんへ。

> この展覧会は京都でやってから東京でしたっけ。管理人さんも上野と鎌倉の2か所を見るつもりなら関西から来られてもよいのではないでしょうか。

よくわからないんですが、今年の春ごろに京都では親鸞展と法然展と別々にやっていたようなんですが、これが東京では合同になったんでしょうか? それとも別企画?

残念ながらわたしはこの秋に関東まで行く元気はないです~。今年一度行ってますし。
それに最近、無理して仕事したら体調を崩しまして、この秋は……なんとかフェルメール展に行ってから、あとずっとへばってました。来週あたり北円堂に行こうかと思ってるんですが、はたしていけるかどうか。
しかも12月大阪開催の全日本フィギュアのチケットを4日とも取ってしまったので(これもチケットはとったものの、体力的にもつのか不安)、それで資金が底をつき、よそに行く余裕もなく……。

> 昔見ることができたのに、公開日を限定したり、秘仏にするのはお寺側の人手の都合というのが一番大きい理由でしょうね。

まあ、そうでしょうね。岡崎の滝山寺に行ったときも、自分ひとりのために収蔵庫を空けてもらって、じっくり1時間ほど眺めていて、その間ずっと入り口にいてもらっていたので、すごい悪いな、という感じでした。300円で入れたんですが、あれはホントは千円とか払わないと、ですよね。ので、売っていた絵葉書を買いました。
まあ、そのかわりに一度目に行ったときは留守で見れない、という憂き目にあいましたが。(^_^;)


タクチンさんへ。

> 覚園寺というお寺に行ってみたらいかかでしょう。お寺の説明では、本尊の薬師三尊坐像が運慶作と説明されていました。

情報ありがとうございます。ああ、まだまだありますね~。伝運慶作。リストに入れなきゃです。
鎌倉は中学生のときに一度行ったきりですね~。いま行ったらぜんぜん印象違うんだろうな。

> 大阪の方が、浄楽寺に拝観に行くのは、大変ですよね。

ですよね。ホントは一度、オフ会でも企画したらいいんでしょうが、そんな気力・体力のない管理人でして。とほほ。ここサイトも、もうちょっとてこ入れしたいんですが、中途半端な感じで放置してますし。
まあ、細々とやっているので続いている、という気もするので、今後もマイペースで細々やっていきます~。

法然・親鸞展と旧玉桂寺阿弥陀 - むろさん

2011/11/04 (Fri) 23:20:26
本日上野の法然・親鸞展に行ってきました。平日なのでそれほど混んではいませんでした。
国宝絵画のうち早来迎(知恩院)は出ていたけれど、親鸞の鏡御影(西本願寺)と山越阿弥陀(禅林寺)は後期日程なので、展示はなし。これから行く人は東博のHPの出品リストで展示替えの予定を調べてから行った方がいいと思います。まあ私は仏像彫刻が目当てなので、これらの絵についてはあまりこだわっていませんが。あと、出品作品が非常に多いので、かなり時間がかかると思っていた方がいいでしょう。(図録が分厚い)

さて、仏像彫刻ですが、やはり今回一番見たかった浄土宗の阿弥陀立像(滋賀玉桂寺旧蔵)が良かったと思います。正面から見た表情は快慶の弟子である行快の千本釈迦堂本尊阿弥陀と似た感じですが、横に回ってみて驚きました。顎の肉付けが良くて、眼から顎までの雰囲気が快慶無位時代(工匠アン阿弥陀仏銘)の三尺阿弥陀(東大寺俊乗堂、京都遣迎院、高野山遍照光院など)の顔つきとよく似ているという感じがしました。旧玉桂寺阿弥陀の造立年代(法然一周忌)の西暦1212年は、快慶は法眼時代(1208~)であり、作風も晩年の装飾的平面的なものになっています。これはただの偶然なのか、快慶の弟子筋の作家?であるため似たようなものになったのか、興味深いところです。なお、小学館名宝日本の美術13「運慶・快慶」(金子啓明著)によると、「(この旧玉桂寺阿弥陀)は快慶自身が結縁者の一人になるなど~法然の浄土宗教団と快慶一門とは確かに密接な関係があったようである」とあります。法然・親鸞展の図録ではこの「快慶が結縁していること」については何も触れていません。作者を考えるのに重要な情報の1つだと思いますが、なぜなのでしょう。この件については少し調べてみたいと思います。

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快慶の新作発見のニュース - むろさん

2011/10/23 (Sun) 01:42:33
今日の読売、朝日、産経新聞の朝刊に高野山金剛峰寺で快慶の新作発見の記事が出ていました。
記事によると執金剛神が倒れて破損したので、すき間からファイバースコープを差し込んで胎内を調べたところ「(梵字)アン阿弥陀仏」の文字が確認できたとのこと。

実はこの像に関しては昨年の12月に発行された平凡社別冊太陽日本のこころ176「運慶」のP104、107に「四天王と一具の執金剛神、深沙大将は快慶工房の作と見られる」の記載があったので、どのような作品か気になっていました。四天王のうちの広目天は快慶銘のある作品で重文指定品なので、この2体も近いうちに指定されるのではないかと思います。そうなれば上野東博の4月の新指定特別陳列に出るだろうと期待しています。高野山霊宝館では2年後に修理が終わったら展示するそうですが、関東からはちょっと遠いのでこちらに来るのを待ちます。(高野山へは過去に2度ほど行ってますが、今は行く用事もないので。)

なお、深沙大将の写真は新聞には出ていませんが、WEB版の毎日には出ていました。(毎日の本誌には記事なし。)小さい写真ですが、執金剛神と近いようには見えます。四天王は広目天のみ出来が良くて、他は少し劣るので快慶工房の作と言われていますが、深沙大将はどうでしょうか。

このブログは運慶について語るところですが、先日の伊豆修善寺大日の実慶とか今回の快慶とか、運慶周辺の仏師とその作品について理解することは運慶作品の理解へとつながっていくと思っていますので、今後も新しい情報などがあったら運慶以外でも書き込んでいくつもりです。

Re: 快慶の新作発見のニュース - むろさん

2011/10/23 (Sun) 08:39:11
Googleで「深沙大将」と入れて画像検索したら大きな画像があり、ドクロの首飾りなど細部もよく分かりました。

作風も執金剛神と近いようで、これも快慶作としていいように思います。

Re: 快慶の新作発見のニュース - KS@管理人

2011/10/23 (Sun) 18:13:10
むろさん、こんにちわ。
運慶だけでは話題が少なすぎるので、気楽に関連の話題も書き込んでくださいね~。

うちの新聞にも載ってまして、切り抜きしました。

深沙大将はドクロに見覚えがあったので、これ、見てるよな~と思って家にある図録をちょっと見てみましたが、空海と高野山展の図録にのってました。
わたし、記憶力ないので、図録買ってないと、どこで見たのかとか、すっかり忘れますね~。

作風的にはモロに快慶ですよね。快慶作かな、と思われてた方が多いんじゃないかと思います。
実物はかなり強いインパクトでした。

Re: 快慶の新作発見のニュース - むろさん

2011/10/24 (Mon) 00:46:29
調べてみたら2004年の空海と高野山展は私も東京で行っており、図録もありました。恥ずかしながら、八大童子が全部並んで出ていたこと以外全く覚えていないし、この2体の記憶もありません。
出品目録を見ると執金剛神は京都会場のみ出ていなかったようですね。

Re: 快慶の新作発見のニュース - KS@管理人

2011/10/24 (Mon) 19:19:40
八大童子がずらっと並んでるのは壮観でしたよね~。わたしも基本的にはあの展示は八大童子のイメージしかないです。
あの深沙大将のドクロはかなりインパクトあったんですが、どこで見たのかは覚えてなくて、図録で確認した次第です~。ひょっとして高野山霊宝館でも見たのかもしれませんが、よくわからず。
あと、孔雀明王が出てたのははっきり覚えてます。会場で人気あった記憶が。

「空海と高野山展」は京都と和歌山の二度行きましたが、きっと東京展が一番混んでたんじゃないでしょうか。ので、落ち着いて見られなかったのではないかと。京都もかなり混んでました。それに比べて、和歌山はすごく空いてました。なんと、八大童子と自分のあいだにさえぎるものがなく、誰もいない状態で見れてしまいました。ので、その他の展示も落ち着いて見れましたね。
和歌山県立美術館って、建物も黒川紀章でおもしろかったです。この前海水浴に行くときに前を通り過ぎて、なつかし~な~と思いました。階段の手すりが波みたいになってて、もうそこからデザインあるんですよね。

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はじめまして - かなめ

2011/10/14 (Fri) 16:15:47
僕も運慶や仏像が好きなので色々と参考にさせていただいてます。
宜しくお願いします。

先日、伊豆の願成就院へ行って参りました。
昨年、初めて阿弥陀如来坐像や不動明王に二童子立像、毘沙門天立像を拝観し感激しまして毎年拝観することにしました。
3連休明けの平日ということで誰もいないなか思う存分運慶仏を満喫できました。
灰になると文字が現れるという不思議なお線香なるものも買ってまいりました。
興味津々です。 笑)

ついでながら修善寺温泉にあります修禅寺というお寺にも行ってきました
こちらには運慶さんのお弟子さんの実慶作、大日如来坐像を本堂にて拝観しました。
薄暗い中、御簾越しの蝋燭の炎に浮かび上がる仏様は妖艶で美しい姿に圧倒されました。

関東にも伊豆や鎌倉周辺に運慶さんに関わる仏像が結構あるようなので、これからも運慶仏巡りを楽しみたいと思います。

Re: はじめまして - むろさん

2011/10/15 (Sat) 00:14:31
かなめ様
初めまして

私も運慶を中心とした慶派仏師の作品を見るのが好きで以前はお寺巡りをしていましたが、最近はもっぱら展覧会に出るのを待っています。

修善寺の大日如来は秘仏と思っていましたが、今は普通に拝観できるのですか。昔NHKテレビで「北条政子の髪の毛の入った仏像」というテーマで特集番組が放送されましたが、美術史の世界では源頼家の正室である辻殿の髪の毛というのが定説になっているようです。実慶が運慶の弟子であるかどうかは分かりませんが、運慶願経に名前を連ねているので、年齢差は最大で15歳ぐらいでしょうか。少なくとも長男の湛慶より年長であることは確かです。

願成就院に毎年行かれているなら、近くにある頼朝が流されていたという蛭ケ小島には行かれましたか。この地も真偽のほどは定かではないとのことですが、願成就院を建てた北条時政とその娘政子、そして頼朝をしのぶのもいいかと思います。来年のNHK大河ドラマは平清盛なので、この辺の時代の伊豆も舞台として登場するのではないかと期待しております。

Re: はじめまして - KS@管理人

2011/10/15 (Sat) 08:29:57
かなめさん、はじめまして。
むろさん、お久しぶりです~。震災大変そうでしたけど、もう落ち着きましたか?

新しいBBSになってはじめて書き込みがあって、よかったです。苦労して移転したかいがありました。

願成就院、以前行きましたが、いいですよね~。近くにあったらわたしも毎年行きたいんですが、関西からでは結構大変でして。なにしろ土地勘がぜんぜん働かないですし。うちの家族なんて、戦国もの大好きなくせに、つい最近「鎌倉は東京の向こう側」と思い込んでいたことが判明しました。(^_^;)
前に行ったときはオフ会で三島からクルマで連れて行ったもらったんでなんとかなりましたが、自力だと大変そうです。
でもまた行きたいです。毎年見られるとはなんとぜいたくな。わたしも負けずに今年こそ北円堂とか行きたいんですが、どうも体調が悪くて、どうなるかわかりません。六波羅蜜寺もまた行きたい。(六波羅蜜寺なら京都にふらっと行けばいつでも簡単に行けるんですけどね~)

修善寺の案内見ましたが、
http://shuzenji-temple.com/index.html
> 例年11月1日からの10日間、修禅寺御本尊の大日如来坐象が一般公開されます。
となってますね。
どうなんでしょう? たまたま臨時で公開していたのか、変更があったのか。

大日如来の説明はこちら
http://shuzenji-temple.com/jihou3.html

かなりよさそうですね。これは……展覧会にはなかなか出てこないですかね。
出ても東京国立博物館かな。とにかく見たいです。

来年の大河ってこれですね。
http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/
松山ケンイチ主演なんですね~。
たしかに運慶の時代ですね。

Re: はじめまして - むろさん

2011/10/16 (Sun) 01:14:14
こんばんは
管理人様、ご無沙汰しております。

BBS移転のことは知っていましたが、最近運慶関係の話題も特になかったので、金澤文庫の展覧会以来あまり書き込みしないで今になってしまいました。地震の影響は仕事関係ではかなりありますが、個人的には落ち着いています。

修善寺の大日如来ですが、私は平成4年に重要文化財に指定された時の上野東博での特別陳列で見ております。展覧会としては私は行っていませんが、平成6年の奈良博「運慶・快慶とその弟子たち」に出品されています。
その後出たかどうかの記憶はありませんが、上野に出たことがあるかもしれません。

平成4年の新指定の時の月刊文化財12月号に斜め前から見た写真が出ていて、正面の写真ではあまり感じませんが、斜めからは運慶の真如苑大日如来にかなり近いような印象を受けます。作者実慶はこの像の少し前に桑原薬師堂の阿弥陀三尊を作っていますが、この三尊が文化財指定された時の月刊文化財平成4年7月号に、「実慶は東国に定住し、幕府関係の造仏に携わった仏師であったと想像され」とあり、運慶願経の1183年には多分奈良に住んでいたのが、12世紀末頃には東国在住となっていたようで、鎌倉初期の運慶周辺仏師の動向の一つとして注目されます。三浦半島の満願寺の仏像の作者も同じような事情と思われます。

願成就院は何十年も前に一回行ったきりです。蛭ケ小島はその後家族旅行で伊豆の温泉に行ったついでに寄りました。
最近読んだ ぎょうせい(旧至文堂)発行「日本の美術 第537号 東国の鎌倉時代彫刻 鎌倉とその周辺」に運慶の例の2体の大日如来ゆかりの栃木県足利市樺先八幡宮跡地の発掘と願成就院周辺発掘のことが載っていて、足利はまだ行ったことがないし、願成就院の裏山も見てみたいので、この2か所の運慶仏ゆかりの地へは機会があったら行ってみたいと思っています。最近吾妻鑑の現代語訳もシリーズもので出版されていて、願成就院建立のくだりも出ているので、この本でも手に入れてそれを片手に散策できたらいいなと考えているところです。

Re: はじめまして - かなめ

2011/10/16 (Sun) 11:37:40
むろさま

はじめまして。

色々とお詳しくて無知な私としては恥ずかしいかぎりです。
僕は4年前、父親を亡くす前に神護寺や高山寺など高雄のお寺をお参りに行き仏像に取りつかれてしまいました。
運慶仏は東京国立博物館で真如苑所有の大日如来坐像を観てから注目した次第です。
以前は観て感じられればそれで満足だったのですが最近は仏教や仏像の基礎を学ぼうと本を読んでいます。
歴史も大好きですが鎌倉時代は全く音痴なので今後歴史小説を読んでいこうと思っています。
ぜひ来年の大河は観たいと思います。

修禅寺の大日如来坐像ですが、本堂の扉が50cm位でしょうか開いていまして本堂内部を見渡せるようになっていましたので拝ませていただきました。
一般の方で本堂の中を歩いている方もいましたので通常拝観料を払えば本堂の中も拝観できたのかもしれないです。
また毎週火曜日は座禅の会らしいので、もしかしたらその方達だったのかもしれないです。
御簾の向こうに仏像さんがおられるので間近で細部まで見ることまではできないです。
御簾越しとはいえ黄金に浮かび上がる仏像を見ますとその美しさに引きこまれてしまいました。
ちなみにほとんどの方が仏像の存在をしらないのでしょうか、階段下のお賽銭箱の前で拝んで引き返していました。

来年は願成就院の冊子もいただいてこようかと思います。
お寺の方がお話しされていましたが北条政子像も運慶さんのお弟子さんが彫られたものだそうです。
北条政子像も素適ですよね。


管理人さま

はじめまして。

修禅寺の大日如来坐像いいですよ。
できれば本堂のなかで正座しながら拝めたら素適だと思います。
来年はお寺の方に聞いてみます。

修善寺はお寺もいいですが温泉や街の雰囲気もいいので機会がありましたら行かれると良いと思います。
近くには河津の七滝があったり、浄蓮の滝の休憩所では、わさびソフトクリームの辛さを指定することができ結構美味しいです。

興福寺の特別拝観は凄く混むのでしょうね。
一度行ってみたいのですが・・・
以前、東京国立博物館で六波羅蜜寺の一部展示には行きました。
運慶さん親子にも会いました。

とりあえず「仏像に恋して」という漫画を買ってみたので興福寺と六波羅蜜寺はまずこれから入ってみようと思います。
まだ読んでいませんが結構面白そうです。

Re: はじめまして - KS@管理人

2011/10/17 (Mon) 04:20:28
むろさんへ

たしかにいま、運慶方面の話題は特にないみたいですね~。なんというか、平和です。ちょっとこの半年はみんな、美術とかに気持がいってなかったかもしれないですね。

わたしは先日、京都に「フェルメールからのラブレター展」と、「帰ってきた江戸絵画展」を見に行きました。どっちもよかったですが、どっちかというと江戸絵画のほうがおもしろかったですね。空いてましたし。あと、個人のコレクションなので、コレクターの一貫した趣味みたいなものが感じられたのがよかった。

> 展覧会としては私は行っていませんが、平成6年の奈良博「運慶・快慶とその弟子たち」に出品されています。

それ、うわさに聞いたことのある展覧会ですね~。
平成6年というと、わたしはまだ西洋美術しか知らない時期です。はじめてイタリアに行って、ミケランジェロのサン・ピエトロにある若いころのピエタと、ミラノにある最晩年作のロンダニーニのピエタを見たころかなあ。若いころのピエタは運慶でいうと円成寺の大日如来という感じで、若々しくて自信に溢れていて、とにかく印象が強かったです。署名しない習慣なのに署名した、という話も一致するし。
でもロンダニーニのピエタはまたぜんぜん違う意味で、とても衝撃的だったです。未完なので痛々しい感じもするし。ルネサンス期なのにすでに抽象の世界みたいだし。一部の隙もなく完成している、というぎらぎら感と、完全に究極まで行ってむしろ壊れた、みたいな未完の作品、対照的でおもしろかったなあ。

円成寺大日如来ですが、この前金沢文庫で他の仏像と一緒に見ましたが、あれもホントに溢れるような自信ですよね。他もみんな運慶作なのに、あれだけがなんかぎらぎらしていた。目つきもぎらぎら。そして離れて見てもなんだか異様に目立つし(まあ、並べてみるとちょっと大きいから余計でしょうが)。
運慶にはロンダニーニのピエタみたいな作品はないですよね(あったのに残ってないのかもしれないですが)。北円堂の無著・世親像はわたしの頭の中では、モーゼ像とか、あの感じ。すると、八大童子像がダヴィデ像かな?

> 作者実慶はこの像の少し前に桑原薬師堂の阿弥陀三尊を作っていますが、

桑原薬師堂の阿弥陀三尊も実慶だったんでしたっけ。慶派の誰か、みたいなあいまいな記憶になってました。
案内サイトはこちら。
http://p.tl/VFZ9

写真はこちら。
http://p.tl/V4tl
元のURLが長いんでそのまま投稿すると表示が変になるようなので、短縮にしました~。

行ってみたんですけど、なにしろオフ会でおませで連れて行ったもらった上に、お堂で蚊取り線香をたいていて、農薬に弱いわたしは風上を探しておろおろしていたので、なんだか印象がちゃんと残っていないのでした。いい仏像だな、と思った記憶は一応あるんですが。
写真見るだけだと、修善寺の大日如来のほうが個人的には好みかもしれません。

満願寺も行ってみたいですけど、なかなかむずかしいですね。展覧会で来てほしいな、と切に願ってますが、どうなることやら。運慶とか慶派とかでまとめた展示の展覧会が一番いいですね。
金沢文庫の展示も「一度にまとめて見る贅沢」というのがやはりありましたもんね~。
その点、願成就院はいつ行っても「まとめて見る贅沢」ですよね~。ぜひまた行きたいもんです。

あと、クレチマスの丘も興味あるんですけどね~。ビュフェとか、長らく見てないから見てみたい……。
http://www.clematis-no-oka.co.jp/main.php
これまた三島駅からシャトルバスで25分もかかるんですよね~。三島、前回一泊したんですが、三嶋大社を見逃したのも心残りです。
って、運慶サイトじゃなくって観光サイトになりかけてますが。

Re: はじめまして - KS@管理人

2011/10/17 (Mon) 04:26:36
かなめさんへ

神護寺・高山寺はいいですよね~。
一度しか行ってないですが、また行きたいです。前回行ったのは12月の初旬で、もう紅葉客はいなかったんですが、暖冬だったのでまだまだ紅葉散り始めぐらい、というラッキーな時期でした。空いてました。神護寺は先週ぐらいに特別拝観してましたが、行った方によると休日なのに空いていたそうです。ので、わたしも特別拝観の時期に一度行きたいな、と思ってます。

> 修禅寺の大日如来坐像ですが、本堂の扉が50cm位でしょうか開いていまして本堂内部を見渡せるようになっていましたので拝ませていただきました。

それはひょっとしてたまたま何かで開けていたのかも。だとしたらとてもラッキーでしたよね。
わさびソフトって食べたことないです。辛いんですか? わたしは日常生活では健康に悪いということで乳製品取らないんですが、旅先のソフトクリームぐらいなら食べられるので食べてみたいです~。

> 興福寺の特別拝観は凄く混むのでしょうね。

併設しているイベントによりますね。2009年の「お堂でみる阿修羅」と同時公開のときは現地で断念したぐらい混んでましたし、今年の春の特別公開はちょっと検索してみましたが、混んでいたみたいですが……いまはどうなんでしょうね~。その前は、特別拝観でも特に混んでいなくて、ちょうどいい感じだったんですけどね~。入場規制もなかったですし。今年は三重塔公開……めずらしいんですけど、混むのかどうかよくわからないです。あと、正倉院展の展示内容にもよりますし。

> 以前、東京国立博物館で六波羅蜜寺の一部展示には行きました。

おお、六波羅蜜寺からも出張あるんですね~。六波羅蜜寺は近くに京都国立博物館とか三十三間堂とかいろいろあって、場所も街中で簡単に歩けるので、京都観光の際には一度ぜひ、という感じです。

仏像の漫画まであるんですね、いま。ホントに仏像ブームですね~。

修善寺の大日如来 - むろさん

2011/10/24 (Mon) 02:25:26
修善寺の大日如来をテーマとしたNHKのテレビ番組について、印象に残っていることがあります。
それは、胎内から発見された髪の毛が誰のものかということについて、番組としては北条政子であるということを言いたかったので、頼朝・政子ゆかりの熱海の伊豆山権現にある政子の髪の毛で作ったという梵字の曼荼羅と修善寺大日如来の髪の毛を「科学的」方法で比較して、政子のものだと結論を出していました。テレビ局としては「北条政子の髪の毛発見」ということを番組宣伝として使えれば視聴率向上につながってくる、というわけです。頼家の妻辻殿などという一般に名前の知られていない人では面白くない、ということでしょう。
この番組の中で、ゲストとして意見を求められた瀬戸内寂聴尼のお話がとても印象的でした。それは「源頼家の母である政子が頼家の死に際して自分の髪の毛を入れるということはありえない。頼家の妻が髪の毛を入れたもの」ということでした。つまり「髪の毛を落とすということは女であることをやめて仏門に入るのであり、それは妻がすることで、母が落飾するというのは不自然」という極めて明快な結論でした。美術史上のことなど何も知らなくても、このように人の心の営みから出した結論であり、私にとっては眼から鱗という気がしました。さすが、若い頃恋に燃え、そして作家生活を長く過ごしてから仏門に入った人の言葉は説得力があると思いました。

修善寺大日と運慶 - むろさん

2011/10/24 (Mon) 02:27:45
今回の投稿を機会にあらためて修善寺の大日如来についての資料を見返してみたのですが、上にも書いたように斜め前から見た写真は真如苑の大日如来に近い印象です。当然平成4年の重文指定時にはまだ真如苑像は世に知られていなかったし、修善寺大日というと正面から見た写真が多いので、今まであまり両者を比較しようという意識はありませんでした。今まで納入品の髪の毛にまつわる誰の発願かという問題にばかり気を取られ、運慶を継承する仏師の作品という純粋に美術的な観点から見る目が欠けていました。底部が上げ底式という構造も運慶を受け継いでいるし、今回修善寺の大日の価値というものを再認識したところです。

作者実慶の位置付けとしては、平凡社別冊太陽の「運慶」(快慶の高野山執金剛神の投稿参照)では山本勉氏が「浄楽寺納入銘札の小仏師10人の一人かもしれない」と書き、同じ山本氏はまた、ぎょうせい発行日本の美術537「東国の鎌倉時代彫刻」では「埼玉保寧寺阿弥陀三尊の宗慶とともに運慶願経に結縁しているので、宗慶、実慶ともに(運慶の父)康慶の弟子」と書いています。どちらが正しいのか?私は両方とも真実だろうと思っています。運慶願経の時に実慶は若く見ても18歳ぐらいなので西暦1165年以前の生まれ、一方運慶は長男湛慶の生年から1150年頃の生まれですから、その差は最大15歳ぐらいです。仮に10歳違いとすると、実慶は最初は康慶の弟子で、その後運慶の元で小仏師として働いた。そして運慶の上げ底式構造も学んで修善寺大日如来の中に髪の毛などの納入品を入れた、と考えています。文治5年(1189年)に運慶は浄楽寺の諸像、父康慶は興福寺南円堂の諸像を作っていますが、実慶はこの時どちらを作っていたのでしょう。運慶は奈良にいて浄楽寺と興福寺南円堂の両方をやっていたのでしょうから、実慶も同じでしょうね。

イタリアルネサンス - むろさん

2011/10/24 (Mon) 02:31:30
ミケランジェロのピエタの比較としては、バチカンとロンダニーニの間にフィレンツェ大聖堂付属美術館のピエタを入れると、青年期・壮年期・晩年期と並んで、より分かりやすくなりますね。

実は私は本当は運慶よりもイタリアルネサンスの方が好きで、ミケランジェロの作品もイタリア国内にとどまらず、ベルギーのブルージュにあるノートルダムの聖母子まで見に行ってます。ミケランジェロで見ていないのはバチカンのパオリーナ礼拝堂のフレスコ画ぐらいですが、これは非公開なので一生見られないでしょうね。最も好きな芸術家はボッティチェリとフィリッポ・リッピですが、もう10年以上ヨーロッパへは行っていません。もう少ししたらまた海外旅行ができるようになりそうなので、まだ見ていないベルリンとかイタリアでもウルビノとかサン・ジミニャーノとかベルガモなどに行きたいと思っています。ミケランジェロ以外のルネサンス彫刻で好きなのはドナテルロのダビデ(フィレンツェのバルジェロ美術館)です。私としては若々しい作品が好きで、それは作者も若くないと作れないと思っています。運慶では円成寺の大日如来が好きですね。あとは滝山寺の帝釈天とか高野山の八大童子とか。

美術史の趣味は最初は仏像彫刻から入り、ベレンソンの耳などの細部による鑑識方法も水野敬三郎氏の快慶の研究から知ったのですが、その後ベレンソンのルネサンス研究の本なども読むようになりました(新潮社発行、ルネサンスのイタリア画家)。ルネサンスの研究と運慶・快慶など鎌倉彫刻の研究は「作家研究」という点で同じ面白さがあると感じております。今後も2本立てで行くつもりです。

Re: イタリアルネサンス - KS@管理人

2011/10/25 (Tue) 11:09:22
実はここサイトの本館には自分が見に行ったミケランジェロ・リストってのがあるんですよ。
http://leparadis.fc2web.com/michelan/michelan.htm
この運慶サイトも本当はこんな感じのリストだけだったんですが、なんかぱらぱらと問い合わせがあるので、需要があるのかな~と独立させたんですよね。ミケランジェロには一件も問い合わせないけど、運慶はなんだかんだコンタクトがある。不思議です。

わたしもブルージュ、行きましたね~。というか、パリに短期留学したときに旅行にくっついてたんですよね、ブルージュ日帰りツアーが。ので、なんにも知らないまま気がつくとブルージュに行っていて、見てた、みたいな。で、チョコがおいしいな、みたいな感想で帰ってきたわけで。若者の特権ですね~、その無欲さというか、いい加減さが。いまならせっかく行くから、というので事前に大調査してしまいますね

バルジェッロ美術館って穴場でよすね。ウフィツィ・アカデミアがあんなに並んでるのに、パルジェッロはへらっと入って、中もがらがら。不思議なぐらい。彫刻好きにはものすごくいい美術館なんですけどね~。

> ミケランジェロで見ていないのはバチカンのパオリーナ礼拝堂のフレスコ画ぐらい

ということは、ボローニャとかシエナとかも行かれたんですね~。うらやましいです。

ピエタ、一応4体あるんですよね~(1体は作者について議論あるみたいですが)。
http://goo.gl/m8A6
でも、サン・ピエトロ以外は全部ノン・フィニートなんで、ほとんど初期もの1体とその他晩年、という認識になってました。
たしかにドゥオーモ付属美術館のはロンダニーニのピエタと比べるとだいぶちゃんと作ってますよね。
ロンダニーニのピエタもぜんぜん予備知識なしに見まして(そんなのばっかりですがっ)、あれは現代美術的な衝撃がありましたね。

わたしは無著・世親像も現代美術的に衝撃があったから興味を持ったような気がします。仏像の中にリアルな肖像彫刻が混じっているあの違和感がなんともいえなかった。で、六波羅蜜寺の地蔵菩薩とか好きですが、あれはハンサムだけど地味ですしね~。ちょっとはずれたものを好きだと思っているかもしれない。
もちろんむろさんのあげている円成寺の大日如来・滝山寺の帝釈天・高野山の八大童子はわたしも好きです。このへんははずせないでしょう。

> 最も好きな芸術家はボッティチェリとフィリッポ・リッピですが、もう10年以上ヨーロッパへは行っていません。

ボッティチェリってフィリッポ・リッピの弟子なんですね~。知らなかった。ウフィツィのハイライトって「春」と「ヴィーナスの誕生」ですよね。なつかしいな~。

わたしも2001年からヨーロッパに行ってないです。最後に行ったのはスイスで、チューリッヒで大ジャコメッティ展をやっていて、これまたたまたまスイス旅行に行くことにして、調べたらやっていて、大喜びしながら見に行ったんですが(こうやって書いていると、わたしって運がいいかも。いろいろ勝手に向こうからやってくる)、現場についたときには時差ぼけで、美術館の中のイスにすわってしばらくうとうとしてた、みたいな。ジャコメッティに囲まれて居眠りってのもなかなかぜいたくな経験でした。

あと、いま行きたいのはパリのザッキン美術館ですね。すぐ近くにずっといたのに、知らなくて見に行ってなかった。しかも無料だったのに。今度パリに行ったら行きたいです。

わたしの美術の知識というのは哲学科出身なので、美学のほうですね。芸術学とか美学概論とかはちゃんと大学で履修したんで。理論はやって、美術史はやってない、という感じです。美術史は大雑把にしかわかってません。まあ、文学理論のほうが専門なわけなんですが。でも理論ってやればやるほど深い混迷に入るんですよね……。自信を失うために勉強したとしか思えないです。とほほ。

ミケランジェロ - むろさん

2011/10/27 (Thu) 01:36:31
管理人さんもミケランジェロのことはかなりお詳しいですね。
運慶のことよりもルネサンス彫刻について語り合った方が話がはずんだりして。

ボローニャとシエナのミケランジェロのことはすっかり忘れていました。シエナには行きましたが、ボローニャは残念ながら行ってません。近くのフェラーラにはスキファノイア宮のフレスコ画を見に行ったんですが、ボローニャには行く時間がありませんでした。ちょうどこの時のイタリア旅行では、F1レーサーのアイルトン・セナがレース中の事故でボローニャの病院で亡くなったということで、よく覚えています。なお、ボローニャの絵画館にはジオットの年号のある聖母子やラファエロの聖チェチリアの絵もあるので、ミケランジェロの天使とか聖人の彫刻とともに見に行きたい街の1つです。フィレンツェ、ベネチア間の鉄道の幹線沿いという行きやすい場所なので、いずれ行きたいと思っています。

シエナに行った目的はシモーネ・マルティーニ他のシエナ派の絵を見るためで、ドゥオモにはミケランジェロの作品と言われる彫刻もありましたが、これはあまりたいしたものではありません。少し高い位置にあり、よく見えなかったというぐらいしか覚えていません。

ベルギーに行ったのはファン・アイク、ボス、ブリューゲルなど北方ルネサンスの絵を見るのが目的でしたが、ブルージュはファン・アイクの絵の他にミケランジェロもあるということで行きました。でもそれ以上に街の雰囲気がとても良くて、また行ってみたい所です。ブリュッセルやアントワープよりもブルージュの方が古い街並みが残ってますね。

フィリッポ・リッピ、ボッティチェリ、そしてフィリッポ・リッピの子でボッティチェリの弟子であるフィリッピーノ・リッピ、この親子・子弟関係にある3人の絵を見るためにイタリア国内の教会を始め各国の美術館を歩いてきました。ご紹介のミケランジェロリストを見ると管理人さんはサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に行かれてますよね。ここのカラファ礼拝堂にあるフレスコ画はフィリッピーノの作品です。なお、上で書いたミケランジェロの彫刻のあるボローニャのサン・ドメニコ教会にはフィリッピーノの絵(聖カタリナの神秘の結婚)もあり、その点でもボローニャは行きたい街です。

管理人さんのミケランジェロリストに私が行ったものを付け加えると、上のシエナのドゥオモとフィレンツェ サン・ロレンツォのメディチ家礼拝堂地下室ぐらいでしょうか。この地下室はあまり知られていないようですが、おすすめの場所です。ミケランジェロが隠れて住んでいた場所で、ラオコーンの顔や人物のデッサンが壁一面に残っています。メディチ家礼拝堂の切符売り場で係の人に地下室を見たいと言うと時間を区切って見せてくれます。

Re: イタリアルネサンス - KS@管理人

2011/10/29 (Sat) 12:46:02
> ちょうどこの時のイタリア旅行では、F1レーサーのアイルトン・セナがレース中の事故でボローニャの病院で亡くなったということで、よく覚えています。

あの年の1月にイタリアにツアーではじめて行ったんですよね。実はわたしはセナ・ファンでして、セナが死んだときはホントに辛かった。1989年からの1995年まで欠かさず鈴鹿に通ってました。英語の勉強を最初にはじめたときの動機のひとつはサーキット内のFMラジオで流れるインタビューを聞き取りたかったからでした。
あれからずいぶん月日が流れたなあ……。
そういえばボローニャでしたね、あれは。フロイトの理論どおり、辛い記憶は周辺から忘れていきますね。すっかり忘れてました。

> サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に行かれてますよね。ここのカラファ礼拝堂にあるフレスコ画はフィリッピーノの作品です。

これっすね~。
http://goo.gl/331aO
一応、見覚えあります~。きれいですよねっ。まあ、イタリアってどこにいってもこれでもかって勢いできらびやかなんで行っているとだんだん麻痺してきますが。

あと、表にベルニーニの象がオベリスクを背負っている像があって、それが印象に残ってます。
http://goo.gl/PxSJl
世界中、支えているといえば象なんだなあ……とか思って。

> フィレンツェ サン・ロレンツォのメディチ家礼拝堂地下室

これね~、行ったときはなんか、よく知らなくていけなかったんですよ。意外と簡単に入れてもらえるみたいだと最近知って、ちゃんと調べていけばよかったな~と思いました。

あと、カーサ・ブオナローティってのがあるんですよね。
http://lacasamia2.exblog.jp/11353427/
たしか一応フィレンツェにあるらしいんですが、遠いみたいだったので断念したような記憶があります。
ま、作品のすごいのはないみたいなんですが。

> ベルギーに行ったのはファン・アイク、ボス、ブリューゲルなど北方ルネサンスの絵を見るのが目的でしたが

ウィーンは行きましたか? 美術史美術館。いまトーマス・ベルンハルトの『古典絵画の巨匠たち』という小説を読んでいて、ちょうど美術史美術館(この本の中では美術史博物館ってなってますが)が舞台なんで、昨日も図録見てました(古くなって紙がやられていて、くっついているページがあって焦りました)。ブリューゲルといえば美術史美術館、というイメージあります。ここは建物がものすご~く豪華だったのが印象に残ってます。あと、突然中央の大階段でバレエがはじまったのにもびっくりしました。(ウィーンではよくあることらしいですが)

ミケランジェロ続き - むろさん

2011/10/30 (Sun) 01:40:45
そういえば管理人さんのミケランジェロリストにはカサ・ブオナローティが出ていないですね。ここはアルノ川に近いサンタ・クローチェから歩いて5分ぐらい、街中の行きやすい場所にあります。ウフィッツィからも10分ぐらい、地図で見ると東の端の方です。

<ま、作品のすごいのはないみたいなんですが。
とんでもない。ここはいい美術館ですよ。ボローニャやシエナのミケランジェロ作品よりずっと優れた作品があります。若い頃の作品が多いのですが、特に素晴らしいのはサント・スピリトから見つかった木彫のキリスト磔刑像です。私としてはフィレンツェのミケランジェロ彫刻巡りでは、①アカデミア ②バルジェロ ③カサ・ブオナローティ ④メディチ家礼拝堂 ⑤大聖堂付属美術館 ⑥パラッツォ・ベッキオ の順で重要or素晴らしい作品があると思っています。但しこれは若い頃の作品が好きで、メディチ家礼拝堂の彫刻群があまり好きではないという自分の趣味で書いたものですが。(絵まで入れるとウフィッツィとか前回書いたメディチ家礼拝堂地下室もあるので、少し順位が変わるかもしれません。なお、カサ・ブオナローティに行ったのは20年以上前なので、もしかしたらキリスト磔刑像はサント・スピリトに戻ったかもしれません。行かれる方は最新情報を確認してからの方がいいと思います。)

ウィーンは行ったことありません。ハプスブルグ家コレクションの趣味でボッティチェリやフィリッポ・リッピがないし、イタリア・ルネサンスではラファエロぐらいということにもよるのですが、ブリューゲル、クリムトなども好きなのでいずれ行きたいと思っています。ベルリン・ドレスデンとともにイタリア国内の都市以外では最も行きたいところの1つです。美術史美術館は階段の踊り場からしてクリムトの若い頃の壁画がありますから、ウィーンで一番に行きたい場所です。

<あと、表にベルニーニの象がオベリスクを背負っている像があって
ベルニーニも好きです。ルネッサンスとともにバロックも見ていて、中でもカラヴァッジオとベルニーニ。でもまだまだ行ってないところがたくさんです。当然象のオベリスクも見てますが、あまり深い印象はありません。カラヴァッジオではマルタ島の聖ヨハネの斬首を是非見てみたいですね。ベルニーニで見てみたいのは聖女テレサの法悦、今まで見て良かったのはトリトンの泉です。この泉の彫刻はイタリアのお札にもなっているぐらいだし、ローマの真ん中の簡単に見られる場所にあるのに誰も見に来ていないというところがすごい。この程度のものはローマ市内にはゴロゴロしているということでしょうか。ボルゲーゼのアポロンとダフネとかプロセルピナの略奪なんて驚くような作品です。特に略奪者の指がプロセルピナの太腿にかすかに食い込んでいるところの表現なんてたまりません。どうやれば大理石なのに、こんな表現ができるのか。彫刻の技術はミケランジェロをも凌駕していますね。

Re: ミケランジェロ続き - KS@管理人

2011/10/30 (Sun) 19:33:19
> とんでもない。ここはいい美術館ですよ。

あ、そうなんですね~。行けばよかった。実は帰国してからずっと後悔してます~。まあ、一人で旅行に行ったのではないので、どうしてもスケジュール上、メジャーなとこからつぶしていくんで……。たしか町のこっち方面に行く日に一番はしにあって、そこまで到達しそうになかったような記憶があります。
キリスト磔刑像ってぐぐってもちゃんとした説明出てこないですね~。これのことですよね? これはサント・スピリトに戻っている模様です。
http://goo.gl/qCmTW
でも2010年もどこかに長期出張しているとか書かれてたんで、結局確認をしてからでないと見れるかどうかわからないですよね~。
ちなみにわたし個人的には、これって真作だってことになったあと、2005年に来日してるんで、そのときに京都で見たと思います。
http://www.geocities.jp/mayu3gogo/art.htm
「トリノ、ガッリーノ=キウザーノ・コレクション蔵」ってなってるんですけど、同じものですよね?

ウィーンは行かれてないんですね。意外です。踊り場のクリムトはきれいでした。あの建物はもう、中の美術品より建物のほうが印象に残ったぐらいすごかった。あと、わたしもベルリンとかドレスデンとかも行きたいですが、いまの体調だときびしいかも。ロンドンとかパリとか、慣れてて楽なところなら行けるかな、ぐらいの感じです。でも慣れてるところはだいぶ見てるってことになので……ニューヨークとかのほうがいいかも。メトロポリタンに行ってないので。

> 中でもカラヴァッジオとベルニーニ。

やっぱり。カラバッジオ見にマルタに行くってプラン、わたしも立てたことあります。実現しませんでしたが。なんか、ギリシャに行ってから、島とかいいな~と思って(で、近年は沖縄とか行ってますが)。空気とかよさげじゃないですか。ただ、マルタは水がいまいちそうですが。

> 特に略奪者の指がプロセルピナの太腿にかすかに食い込んでいるところの表現なんてたまりません。

あれはすごいですよね。ベルニーニはボルゲーゼで見ると評価変わりますよね。バチカンとかだけだとそんなにすごいと思わないんだけど。でもミケランジェロのような動きのない作風のほうが個人的には好きです。わたしは基本的に反物語的な好みなもので。

> 今まで見て良かったのはトリトンの泉です。

これのことですよね。トリトーネってなってますが。
http://goo.gl/Pjtca
これも見に行ったと思うんですけど、わたしはあまり記憶に残ってません。むしろ蜂の泉のほうが記憶に残っているぐらい。なぜなら、飲めると聞いたので、飲んでみたので(イタリアの噴水は全部飲料水と同じだそうです)。おいしかったです。いまならやりませんがっ。(^_^;)

ミケランジェロ、カラヴァッジオ - むろさん

2011/11/04 (Fri) 03:02:14
ご紹介のミケランジェロのキリスト磔刑像ですが、私も東京で「フィレンツェ 芸術都市の誕生」展に行きました。この像の記憶はほとんどないのですが、図録(P134)を見ると、参考図としてサント・スピリトのキリスト磔刑像が出ていて、これは別の作品です。トリノのコレクションの方は41.3cm、サント・スピリトの方は135cmで等身大より少し小ぶりです。なお、20年以上前に私が見た時はカサ・ブオナローティにありましたが、2004年の上記図録ではサント・スピリト聖堂と書いてあるので、この間に戻ったのですね。そういうことならカサ・ブオナローティには若い頃の作品(階段の聖母子、ケンタウロス)しか残っていないので、この美術館の重要性はちょっと下がりますね。私が行った時はなんといっても木彫のキリスト磔刑像が目玉だったと思います。資料に出ていないというのはそのためですね。私の手元にある本では、例えば小学館の世界美術全集3(昭和52年)やリッツォーリ版ミケランジェロの彫刻全作品(イタリア語版1973)にはカサ・ブオナローティと書いてあり、それほど知られていない作品ではないと思います。

なお、上記リッツォーリ版のミケランジェロ彫刻全作品を久しぶりに眺めていたら、ボローニャのサン・ドメニコの他に私が見ていない作品がまだありました。ロンドンのロイヤル・アカデミーの聖母子の大理石レリーフのトンドです。バルジェロの同主題作品とよく似たものです。(こちらはマリア様が横向き)
また、サント・スピリト聖堂と言えば、私にとってはフィリッピーノ・リッピの聖母子やペルジーノのステンドグラスがあるので、何度か訪れた所です。ミケランジェロのキリスト磔刑像が戻っているならば、また行きたいと思います。

<ニューヨークとかのほうがいいかも。メトロポリタンに行ってないので。
ルネサンスの絵を見るならアメリカ(東海岸)は外せませんね。ミケランジェロの彫刻はないと思いますが。ワシントンNG、メトロポリタン、ボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー、ハーバード大学のフォッグといった所がレオナルド、ボッティチェリ、フィリッポ・リッピ、ファン・アイクなどを見るのには重要な美術館です。印象に残っているのはワシントンNGで見たレオナルド・ダ・ヴィンチのジネブラ・デ・ベンチの肖像とかフォッグ美術館で見たボッティチェリの神秘の十字架像といったところです。その他ボストン美術館ではモネのラ・ジャポネーゼとか快慶の弥勒菩薩、北斎の鳳凰図なども見てきました。メトロポリタンなどは収蔵品の量がものすごく多いので、また行きたいですね。ルーブルやウフィツィのように何度も行っているところはそれなりに見ているという気がしますが、メトロポリタンは一度行ったきりで、それも半日程度だったので、まったく消化不良です。ワシントン、ニューヨーク、ボストンに各3日ずつぐらい滞在して、観光も買い物もしないで美術館だけをじっくり見たいですね。女房と一緒の旅行なのでそれは無理ですが。

カラヴァッジオは最近日本でも大人気ですね。芸術新潮で特集をやるぐらいですから。その特集号の時、東京目黒の庭園美術館(旧朝香の宮邸)でやったカラヴァッジオ展はいい展覧会でした。その前からローマでは少しずつ見ていたんですが、あの展覧会で私の気持ちとしても一気に火が付いた感じです。それ以降ではヨーロッパ旅行をしていないので、この次ローマに行った時は見ていない教会(フランチエージとかポポロなど)に行くつもりです。ローマのサンタ・アゴスティノにはラファエロを見に行ったのですが、今となってはよく見てこなかったカラヴァッジオの巡礼の聖母の方に関心があります。なお、サンタ・アゴスティノのラファエロの絵はミケランジェロのシスティーナ礼拝堂天井画に影響を受けた筋骨隆々の聖人像です。マルタ島まで行くのはなかなか大変ですが、ナポリ、シチリアなどはそのうちカラヴァッジオ巡りで行きたいと思います。(ナポリには一度行ったのですが、お目当てのカーポディモンテ美術館は閉まっていて、ボッティチェリの初期の聖母子は見損ないました。)また、上記旧朝香の宮邸はアール・デコの建築として有名で、玄関のガラス彫刻はルネ・ラリックの作品として素晴らしいものですから、東京に来られた時に何かの機会がありましたら是非庭園美術館にも寄るといいと思います。

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Facebookページ。 - KS@管理人

2011/09/28 (Wed) 05:02:17
なんとなく、作ってみたくなったので、作ってみました。
http://www.facebook.com/Sculptures.of.Unkei
内容はないんっすけど……。

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特別拝観情報。 - KS@管理人

2011/09/24 (Sat) 00:07:38
いやいや、気がつくと秋の特別拝観の季節っすね~。
今年の興福寺は三重塔が公開らしいです。

興福寺 国宝特別公開2011 三重塔・北円堂
2011年10月8日~11月23日
9:00~17:00(券売時間/8:45~16:30) 
※会期中無休
大人300円、高中生200円、小学生100円 
※国宝館・東金堂は別途、拝観料が必要
http://www.jalan.net/kankou/290000/290200/evt_0106137/

これって混むのかなあ。
前回は見に行って、混んでてあきらめたのでした、北円堂。

Re: 特別拝観情報。 - かなめ

2011/11/07 (Mon) 20:06:42
ご無沙汰しております。 かなめです。

先月末より宮城県に来ていまして来春までの滞在にて、最近ようやくネット環境が整い本日書くことができました。

興福寺の三重塔はご覧になられましたでしょうか。
僕は昨年ですが長野県の青木村にあります、国宝「大法寺 三重塔」を観てきました。
別名、見返りの塔と言いまして何度見返してもその美しい創りより名づけられたそうです。
実はこの三重塔と同じ創りの塔が興福寺の三重塔だそうで、日本には興福寺と大法寺の二つしかないそうです。
山の斜面に建っているせいもあるのですが、本当に美しい塔で何度も見返してしまいました。
興福寺が期間限定だと知って、何かとても得した気分となりました。 ^^
手元に詳細がないので詳しいことは書けませんが場所は別所温泉から車で10分程、
別所温泉が信州の鎌倉といわれるあたりそれなりに関係はあったのかもしれないです??

それともう一つ、東北ネタなんですが、先日、河北新報の記事に載っていましたこと。
来年7月17日より11月11日まで震災復興を祈念しまして、中尊寺にて重文「一字金輪仏頂尊坐像」を12年ぶりにご開帳するそうです。
白肉色に彩色され、優しく引かれた眉と朱の唇の美しさから「人肌の大日」と親しみ敬われるそうです。
僕もそのお写真を拝見いたしまして、その美しさより実物をぜひ拝見してみたいと思いました。
平安末期の作だそうで作者は記載されていませんでしたが、もしかしたら運慶さんもこの大日如来を見たのかもしれないと想像を膨らませるような素晴らしい大日如来坐像だと思います。

またまた運慶さんネタでなくて申し訳ありませんが、運慶さんの大日如来坐像と見比べても面白いのかなということで書かせていただきました。

Re: 特別拝観情報。 - むろさん

2011/12/03 (Sat) 00:44:25
信州の上田、別所温泉の周辺は国宝建築と仏像巡りをするにはいい所ですね。珍しい八角三重塔とか平安時代の観音像とか禅宗の肖像彫刻とか。大法寺の他にも前山寺の三重塔というのもあるし。温泉に入ってのんびりとお寺巡りというのもいいですね。

中尊寺の一字金輪は前面しか作ってないんですが、ご存じでしたか?法隆寺の釈迦三尊の脇侍と同じで、背面はありません。巨大な懸け仏かもしれないという説もあるようです。

東北に滞在しているなら、中尊寺と合わせて北上川流域のトバツ毘沙門天(成島、立花、藤里)や黒石寺の貞観銘入りの薬師如来などを見て歩くのもいいと思います。坂上田村麻呂以来の東北開拓の歴史を偲びつつ、それに近い時代の遺品に触れる旅です。ただ、震災の影響でどうなっているか分からないので、確認してから行った方がいいと思います。宮城県築館の双林寺薬師如来は震災で脇侍の二天像が倒れてきて、腕が折れてしまいました。(新聞に写真が出てました)

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メンテナンスのお知らせ。 - KS@管理人

2011/08/29 (Mon) 18:43:13
ここサイトのメールフォームですが、メンテナンスが入るので、その間使用できなくなるそうです。
2011年9月5日(月)AM2:00~AM8:00

夜中&早朝なんで、あまり使われないかもですが、一応お知らせしときます~。

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特別拝観情報。 - KS@管理人 URL

2011/07/02 (Sat) 16:00:05
忙しいやら、掲示板サービスは終わるやらで、あせっていたらせまっていた、高野山霊宝館の夏の特別展示。

平成23年度夏期特別展
「女性と高野山」
前期:7月16日(土曜日)~8月21日(日曜日)
後期:8月23日(火曜日)~9月25日(日曜日

詳細はこちら。
http://www.reihokan.or.jp/tenrankai/list_tokubetsu/2011_07.html

高野山で見ると人がいなくて静かでいいっす。平常展も快慶あるし、涼しいしっ。


あと、東京国立博物館も運慶の特集をやりますねっ。

運慶とその周辺の仏像
本館 14室 2011年7月12日(火) ~ 2011年10月2日(日)

詳細はこちら。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1407

例の大日如来ブラザーズ(??)はもちろんでます。
ちぇきっ♪

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過去ログアップしました。 - KS@管理人 URL

2011/07/01 (Fri) 16:29:56
過去ログのページを作りました。
http://leparadis.fc2web.com/unkei/bbs-old.htm
トップページからもリンクしました。
結構大変でした。(^_^;)

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リンクを張り替えました。 - KS@管理人

2011/06/30 (Thu) 18:44:08
サイト内から掲示板へのリンクをこちらに変更しましたっ。過去ログは現在準備中です。
しばらくはグーグルのキャッシュに残っていると思うので、そのあいだになんとかしたいです。はい。
しかし、書き込みがひとつもなくなったんで、さみしいっすね~。